ゲームの感想

プレイしたゲームの感想です。
私の趣味はご存知のとおりフリーゲーム用の素材作りであり高尚すぎて人には言えないのですが、同じぐらい高尚すぎる趣味にフリーゲームを普通にプレイするというのもありますその同じ時間に何億円もお金をつぎ込んで作られたハリウッドの超大作映画だとかを見ることもできますが、あえて素人ができる範囲でこつこつ作ったフリーゲームをすることに費やす…。作品に必要なのは大金ではない。作者の熱い想いである…とか言っても酔狂なのか、未来に生きているのか、我ながら自問自答することもありますが、まあたぶんただちょっと性格がオタなだけです。
せっかくなので、そんな愛してやまないフリーゲームをプレイした感想を書こうと思います。

感想なので偉そうに好き勝手書きますがご了承ください。
もちろん最終的な良し悪しは自己判断でお願いします。


ちなみに私が好きなRPGのタイプは以下のとおりです。参考にしてください。

難しくない
戦闘の難易度はもちろん、謎解きがあったとしたらそれも簡単。
いわゆる接待ゲーム。
キャラゲー
システムとかそういうのは月並みでもとにかくキャラが魅力的で適当にやっててもテンポよくクリアできる。
ギャグ
寒くてもいいのでギャグがあるのが好きです。

あきらかにRPG好きを語るなと言いたくなるようなヘボプレーヤーです。
プレイスタイルはやりこみ要素は基本無視。レベル上げしない。弱くても突撃。面倒くさいとすぐ挫折です。最悪です。

あと好きなゲームはツクールのサンプルゲームでおなじみのよしむら氏のゲームです。
上記の項目にすべて当てはまるわけではないちゃんとしたゲームですが、私でもクリアできるしとにかくバランス等がちゃんとしているところと、純粋にシナリオ等が私の好みなので気に入っています。

フリーゲームの感想の感想

フリーゲームの世界では有名なあの作品、そう、知る人ぞ知るボイス付きの意欲作であるフリージアの感想掲示板を「ふりーむ!」にてのぞいたのですが…。恐ろしすぎる。みんな超怖い。ここだけ作品をほめることを禁止された世界のような勢いで「全然だめ」とか「声がきもい」とか、「素人にしてもひどすぎる」とか「キャラ死にすぎ」とか率直にもほどがある意見が多く寄せられていました。これが噂のツンデレかとも思いましたが、デレの成分比率が低すぎて私にはよくわかりませんでした。私が作者だったら世の中に対する呪詛をつぶやきつつ3日間ぐらい寝込むかもしれません。どうりで入力フォームのとこにやさしく意見してね的なことが書いてあるわけです。だめですよ。やさしくないのはだめ。やさしさだけが世界を救うのです。そんなわけで私は感想を書くと言いましたが、辛口の批評みたいなことはする気がありません。人にあまく、自分にはさらにあまい。そういう態度で生きていきたいわけでありまして、フリーゲームに辛辣な感想を述べるような不毛なことはしたくはないのであります。ちなみに私のなかでの「よいゲームかそうではないか」の基準は「クリアできるかできないか」です。これも私のようなへぼプレーヤーがクリアできないレベルの作品を別にそれだけで「よくないゲーム」と評するには無理があるし、客観性とかまったくないのですが、とりあえず個人的にはそういう基準です。
そしてその基準からいいますとフリージアはクリア済みですので自動的によいゲームに分類され、私が感想を書くとしたらまず賞賛から入るのですが、世の中はそうあまくはないことを思い知ったのでした。いや、声とか確かに最初は気になったけど、プロでもないのにあそこまでするのはすごいではないですか。少なくともプロではないけど声優志望とかそういう人たちがやっていると思っていました。素人とは……。なんか最後のほうには声つきもにぎやかでいいかも?みたいな心持ちになっていっていたのですが、それは普段の生活ににぎやかな要素がまるでない人のみの特殊な感覚だったかもしれず、よくわかりません。おかまさんは熱演していたと思います。
あと戦闘についてもいろいろ言われていましたが、私には特に戦闘で苦労した記憶がありません。イベントで起こる戦闘がいろいろ凝っていたなぐらいです。たぶんバランス調整済みのをダウンロードしたからだと思いますが、基本的に戦闘関連の説明書を一切読まない、確認しないというどこまでもゆとりし様のプレイスタイルの私があまり困らなかったのだからそんな難易度は高くないはずです。レベル上げをした記憶もありません。…というかここにこれを書いている今も戦闘の中身が思い出せないのですが、健忘症でしょうか?最近本当にものごとをすっきり忘れることのできる能力だけが進化していっているようで不安です。
あと、もっとも激しく突っ込まれていたのではないかと思われる人が死にまくりのシナリオですが、これもまったく気になりませんでした。ショックといえばショックでしたが、途中から「死にまくりのゲームを作りたくて作ったに違いない」と勝手に思い込みまして、以後そういうものかと納得してプレイしていたのであえてそこに突っ込む人がいたので逆に驚いたぐらいです。フリーなのだからとりあえず作者は好きなことをするものだという前提なのは裏事情を知る一部の人間に限られるのかもしれませんが。
(続く)

(続き)
フリーゲームの感想を書くと言いましたが、私は人の参考になるような感想がまるで書けないタイプということが判明してきました。こういうのは辛口なほうが読むほうにほっては面白いものです。かくいうこの私も辛辣さについてはかなりの自信があるのですが、それをここで発揮したとてせん無いし後で自己嫌悪に陥るのが目に見えているのであまり参考にならない本当の毒にも薬にもならない感想に終始することになるでしょう。まあ、プレイ記念ですね。単なる。
ところで前回の感想で声と戦闘の難易度、そして死にまくりのシナリオについて書いたのですが、もうひとつこのゲームに関して書いておかなければならないところはやり込み要素です。戦闘こそそんなに難しくはないですが、なんかミニゲームとかコレクション用のアイテムとかやりこみ要素がたくさんある模様。ある模様というのは私はやり込み要素というものをまったくやらないのでわからないのです。とりあえずエンディングさえ見れればそれでいいというタイプですね。本編以外でも楽しませようと工夫を凝らす作者の血と汗と涙を無視するひどいプレーヤーです。ただ、料理できるのはちょっと楽しかったです。意外なメニューが完成したりして。勿論全メニューコンプリートなどはしていませんが。作者がプレーヤーを楽しませようといろんな仕掛けを用意している作品はやりこんだりはしなくとも、そういう雰囲気は感じるのでそれだけで楽しい気持ちになります。
…楽しい気持ちになるはずなのですが、あの激しい掲示板の感想はなんだったのでしょう。やさしさ云々と言いましたが、この作品に対してなんの思いいれもなければ感想など書かないのであるからにして、特に長文の批判なんかはむしろとどまることを知らないこの作品への愛がそうさせているとも言えるのですが、激しすぎて読むだけでも心が痛いのでしょうか。愛は人を傷つけずにはいられないのでしょうか?愛ゆえに人は傷つきそして悩むのでしょうか?わかりません。

そういえば確か魔王か何かが壺から出てきた設定になっていたと思うのですが、そこだけ気になりました。個人的に。壺ってところが。

フリーゲームの感想1


タイトル あばれブンロク
作者 雪見大介
必要ランタイム
(制作ツール)
なし
ウルフエディタ
クリア時間 1時間10分ぐらい
(正確には忘れましたが、最後のセーブ時間がこの時間です。)
クリア しました。
難易度 低め
ダウンロード ふりーむ!(別窓で開きます)
どうしてこのゲームを見つけたのかは思い出せません。ただ、「ゲームやB級アクション映画、近未来モノ、銃器類が好きな人にオススメ。」…という一文にやられてしまいプレイすることにしたのです。この一文のどの部分にやられたのかというと、B級と近未来モノというところです。私の好みドンピシャです。紹介文って大事ですね。
感想掲示板に超短編とありましたが、確かに短編です。戦闘の難易度も高くないのでさくっと終わります。
私にはよくわからなかったのですが、パロディねたがちりばめられているのでわかる人はより楽しめると思います。(ねたはわからなかったのですが、なんとなくパロディなんだろうなということだけはわかりました。)また、ねたがわからなくともゲームに対する「愛」だけはひしひしと伝わってきました。シナリオは設定的におばかストーリーなのだと思いますが、首尾一貫しているしちゃんと考えられていると思います。
特筆すべきは音楽です。なんか「道頓堀行進曲」とか普通RPGでは聞かない音楽が流れてきてそれがなかなか味わいのある雰囲気をだしていました。
出来心でダウンロードしましたがそれなりに楽しめたゲームです。

フリーゲームの感想:ハッピーエンドのあとに

だいたい有名どころの批評とかはすでにあるので、どうせするならベクターのランキング1ページ目にはのっていない作品を…。ふとそう考えてこの作品を選びました。
超短いです。本当に20分ぐらいで終わります。戦闘もない。
寝る前にちょっとゲームでも。そう思ってプレイ時間が短いこの作品をダウンロードしたのですが、それがある意味間違いでした。
「勇者の憂鬱」みたいなネタ的な作品だと思ったのですが、確かにネタ作品といえばネタ作品なのですが、真剣にせつなくそして欝なエンディングで、プレイ時間は短いものの終わってからも「なんてむくわれない人生なんだ」とかなんとか考えてしまい、寝つきが悪くなってしましました。
演出は細かくよく作られているので、そういう面での後悔はしませんでしたが、これぞ本当の勇者の憂鬱…、そんな内容です。
タイトル ハッピーエンドのあとに
作者 ブラック・ウルフ
http://www.geocities.jp/black_wolf_page/
必要ランタイム
(制作ツール)
RPGツクールXP
クリア時間 20分
クリア しました。
難易度 そもそも戦闘がありません。
ダウンロード ふりーむ!(別窓で開きます)
↓文章にするのが面倒なので表を作りました。
総合 せつない。
シナリオ せつない。
キャラクター なんかリアル。
システム 戦闘がないのでなんとも。
戦闘 なし
グラフィック 基本的にRPGツクールXPのRTP。
マップ 丁寧に作られていると思います。
その他 とにかくネタ的な作品のわりに細かいところがよく作られている。

月影の駅

月影の駅
概要 ジャンル:現代和風RPG
制作ツール:RPGツクール2000
プレイ時間:約6時間
クリア:済
難易度:少し高め
作者 ごとりん氏
作者サイト:http://page.freett.com/gepponkoku
ダウンロード Vector (別窓で開きます)
総合 現代和風素材サイトで有名な「Simulation Country GAPAN 月本国」製のゲーム。
何がどうすごいって、このゲームにはドラマがあるんですっ!
そしてしみじみとした情緒が…。
別に鉄道オタクではない私もなんか駅とか電車っていいかも…と思わせるそんな懐かしい日本の情緒が詰まっています。
シナリオ 主人公の属性といい、地方の小さな町を舞台にしているところといい、チャレンジ精神溢れるシナリオ。
最後のシーンは本当にハラハラしました。ゲームなのに恥ずかしくて画面が見れないなんて…。
キャラクター フリーター、幸薄そうな食堂の娘、不潔なネオ・ニート?、忍者娘など萌え要素と現代日本の諸問題が巧みにミックスされていて興味深い。
戦闘 基本的に2000のデフォルトの戦闘システム。しかしステータスに異常をもたらす系統の攻撃が非常に多く難易度は高い。
作者がこのゲームは大人向けと公言していた理由がそこにあるのではあるが、頭脳が子供の私はひたすら力押しでクリアしてしまいました。
グラフィック すべて自作であるところに作者の情熱と愛情を感じます。
わたしはとうていまねできない…。
マップ 日本の町並みをリアルに再現することへの情熱に関してはわたしをはるかに凌駕していると思われます。
その他 戦闘が苦手なので戦闘なしのゲームを作ってほしい。
町の人のどうでもいい会話などがすごく楽しいので、それでもゲームとして十分面白いと思います。